くすんだピンク色の壁の小部屋を
覗いてくる
あれは太陽
午前5時の太陽
私の身体を守らないと
起きたらリビングには誰もいない
嘘 私の身体がある
私はここにいる
血を流して
ここにいる
太陽に視姦されている
寝起きの頭が重い
寝起きのお腹が熱い
眠れないのは私のせいじゃない
何もしたくない
太陽に視姦されている
「女のくせに」って責められている
私はここにいる
血を流して
ここにいる
太陽に視姦されている
真っ赤に濡れる内臓を抱えて
私は私を守らないと
太陽の子を妊む前に
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